韓国映画ブームとは何だったのか(2)
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小説家出身のイ・チャンドン監督による見事な構成美。時間軸を逆行させるというアイディアは「メメント」に先行するものであり、主演のソル・ギョングがどんどん若返っていくさまは圧巻である。若返るにつれてイヤな奴がどんどんイイ奴になっていく。この頃のソル・ギョングは瞬間最大風速でデ・ニーロを超えている。
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しかしこういうアイディアは日本人は、思いついても二の足を踏んでしまうだろうな。「悪い男」といいこの作品といい、脳にブレーキをかけない感じが韓国人だな、と思う。
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評論家としても名高い監督のパク・チャヌクは、同時代のライバルたちの作品を相当研究していると思われる。原作が日本の漫画だというのは有名だが、問題はどのように改変したかだ。改変作業はまるで、どこまで事態をエスカレートさせられるかの思考実験のようだ。発想の根本はブラック・ユーモア、あるいはグロテスク・ユーモアであり、その発想をいささかの遠慮もなく追及している。